【開催レポート】松平の古刹「高月院」にて、墨絵、描いてみる。

2017年11月23日(木)

◎プログラム:松平の古刹「高月院」にて、墨絵、描いてみる。
◎案内人:高月院 田中顕雄(ケンコウ)さん・美術家/松平宝さがし実行委員会 敦木愛子さん

自然溢れる松平。
紅葉の見頃を迎え、カメラを片手に散策する人で賑わう季節です。
松平氏の菩提寺として歴史の深い「高月院」。この日は木々が色づいていく真っ最中といった景色でした。


高月院の僧侶・田中顕雄さん。

お寺の歴史や仏様の教えについてお話をしていただきました。

「現代における悟りとは何なのか?」
難しいテーマですが、顕雄さんのわかりやすい言葉と親しみやすい語り口で、
子供達も引き込まれるように話を聞いていました。

そして、みんなで座禅を組んで脳みそをリラックスさせます。
風で木々が擦れる音と、境内を歩く参拝客の足音だけが響く静謐な空間。
わずか数分間の座禅ですが、清々しい空気が流れていくのがわかりました。


気持ちをリフレッシュしたところで、プログラムは墨絵の制作へと移ります。
美術家である敦木さんは、日本画の制作をメインに、アート系のワークショップなどの活動も行なっています。

今回の墨絵制作では、自然の素材を筆がわりにして描くのがポイントです。

でもまずは、墨絵ってどんなものなのか?その体験からスタートします。
濃さの違う墨を使って、半紙に線を描いてみましょう。

こんなに墨が広がるんだ!色の違いも面白い!
練習の段階なのに、みなさん早くも熱中して筆を走らせていました。


墨絵の感触がわかったところで、素材探しに出発!


落ち葉や枯れ枝、どんぐりなど、面白そうな素材がたくさん!
天気の良い日だったため、紅葉の景色を楽しみながらの散策となりました。


集めてきた素材に墨をつけて、半紙に線を描いてみます。


今回は和紙のポストカードに絵を描くのが最終目標。
本番前に様々な描き方を試して、お気に入りの表現を見つけます。

枝を筆のように使ってみたり

葉っぱに墨を塗って、ペタ!

墨をつけたどんぐりを転がしてみるよ!

ずらりと並んだ試し描きも、それぞれ一つの作品かのように魅力的です。


いよいよ本番制作!みなさん慎重に描きはじめます。

どんぐりの帽子でスタンプ!柔軟な発想にびっくり!

出来上がった作品は、額に入れて観賞会をしましょう!

ずらりと並んだ作品に「どれも素敵ね~」と、参加者の皆さんは嬉しそうな表情。


一人ずつ、どんな思いで描いたのかを発表していきます。

「もみじと松の葉で流れ星を作りました」

「本堂まで歩いてきた道が印象的だったので、葉っぱで『道』の字を書きました」

などなど。お話を聞くと作品がより魅力的に見えてきました。
敦木さんも「なるほど〜!」と感心する作品ばかり。
 

みなさん大満足の出来栄えだったようです!



自然を身近に体験し、それを一つの作品として表現する。
とても素敵な自然との遊び方ですね!
それぞれのお家に飾られた墨絵は、良い秋の思い出となることでしょう。