2017年11月24日(金)
◎プログラム:まちなか映画館「KiTARAシネコン」見学ツアー
◎案内人:豊田商工会議所 森奥恭平さん/イオンエンターテイメント㈱ 鈴木兵部さん
2017年11月25日(土)豊田市駅前KiTARAオープンを目前に
この施設の5~8階に入る「イオンシネマ豊田KiTARA」映画館内を
見学するツアーが前日の24日(金)に開催されました。
※「シネマコンプレックス」通称シネコンとは同一の施設に複数のスクリーンが ある
複合映画館のこと
「イオンシネマ豊田KiTARA」は全9スクリーン、1138席です。
このプログラムは大変人気で申し込み開始15分で20名満員状態でした。
豊田市駅前の参合館前広場に集合し、KiTARAへ向かいました。
KiTARA1階には映画上演の案内がずらりと並んでいました。
ここからは、イオンエンターテイメント㈱の鈴木さんが案内をして下さいました。
エレベーターで5階まで上がりました。途中、豊田市駅周辺を上から眺める事ができました。
エレベーターを出るとすぐにインフォメーションがあります。
SCREEN1(96席)の館に入り皆さん座席に座ります。
スクリーン、床、壁、座席全てが真新しい空間です。
映画館の役割は制作者の伝えたい意図を最大限に再現する環境を整えること。だそうです。
なぜ、豊田市駅前のまちなかにシネコンを…?
駅前、KiTARAの開業を契機に映画を活用して
商業施設や公共施設と連動して盛り上げて行こうということになりました。
松坂屋、t-face、ギャザ、COMOスクエア、参合館、美術館などですね。
豊田市と2年程前から話し合ってきました。
「ものづくりの町」ですから映画という「もの」を通じていろんな取り組みをしている
わけです。「星めぐりの町」の映画製作や舞台挨拶のイベントなどもそうですね。
映画は「大衆娯楽」と言われています。
日本の映画館で映画を見る人の年間で平均は1人あたり1.3回。
しかし、年間0回という方は実は7割なんです。
…ということは映画館で映画を見るのが好きな人が何回も見ているということになります。
「大衆娯楽」と言われながもニッチな狭い市場であるということですよね。
こういった事実を受け止めて、年間0回という7割の方にいかに映画館で映画を見に来て
いただけるようにするか?
まず、その施策の1つとして豊田市では、豊田市内の小学生に市内の映画館で利用できる
鑑賞券を配布することになりました。
「映画は映画館で見るものだ」という娯楽ではなく教育という考え方で
豊かな感受性を育んでもらおうという思いからです。
映画を見る快適な環境づくりについて
座席シートは、人間工学に基づいたストレスの少ないシート。
座り心地がいい~。これなら長時間の映画も快適に見られそう。
前方のスクリーンの映像テスト。
映写機のテストを行う時の映像が流れました。毎朝、色が鮮明に表現できているか?
ピントが合うか?などを確認します。
音響のテストも行います。スピーカーは前方、右、後ろ、左にあり、実はスクリーンの
後ろからも音は出ているんです。
スクリーンには細かい無数の穴が空いています。スピーカーに不具合がないかなど?
毎朝、1カ所ずつ音を出してテストを行っているんです。
後方をご覧下さい。
実はこの映画館には映写室というものは存在しません。後方上部の四角い黒い箱のスペースに
納まった映写機を特別に見せて下さいました。
※撮影禁止につき詳細画像はありません。
過去にはこんな映画館の使い方も
・会社の会議でスクリーンに映像を映しながら行う。
・人前結婚式を行い、過去の映像を編集し、流す。
まちさとミライ塾参加者からの質問
皆さん映画に対する思いが強く次から次へと質問をされていました。
●どの席が一番鑑賞するのに最適ですか?
人によっては右から見たい、左から見たいという方もいますので好き好きです。
基本的にはどこの座席でも快適に見ることができるように作られています。
このスクリーンの場合は音響テスト(音圧測定)を中央の場所で行っています。
スイートスポットといってその部分に音が集まるように設計されています。
目線はスクリーン中央の高さに平行になる場所がいいかなと思います。
古い劇場やそれぞれのスクリーンで変わったりもします。
ぜひ、映画館に足しげく通っていただいてご自分の指定席を見つけて下さい。
●スクリーンのサイズは館によって異なりますか?
劇場の席数や広さによってスクリーンの大きさは変わります。
人気の映画は席数の多い館で公開されます。そうすると大きなスクリーンで放映されることに
なります。
「千と千尋の神隠し」の映画は興行収入1位の作品なんです。お客様がものすごく入りました。
あの映画をきっかけに、今の座席指定が導入されました。
最後に、参加者に映画観賞招待券を1枚ずつ 嬉しいプレゼントがありました。
「ポップコーン売り場が賑やかな映画館は活気づいている」と言われていますがその通りなんですよ。
劇場のポップコーンはアメリカ製のマシーンを使い毎日手作りしてる本格的なものです。
ぜひ、ご賞味下さい。
この後、豊田商工会議所 森奥恭平さんより挨拶がありました。
豊田商工会議所もイオンシネマ豊田KiTARAも映画館が盛り上がるよう取り組んでいきます。
ご紹介した映画「星めぐりの町」は豊田市を舞台にした豊田市の魅力がつまった映画です。
こちらもぜひ、今日貴重な体験をされました皆さんも一緒に旗振りをしていただきますよう
お願い致します。本日はありがとうございました。
*イオンシネマ豊田KiTARAのお得情報*
見たい映画のチケットは見たい日の2日前からインターネットで予約することができます。
【ハッピーマンデー】
毎週月曜日は映画が1100円で見ることができます。
駅前の提携店に映画の半券を持って行くとサービスが受けられます。
※他にもお得な割引の日や時間帯があります。要チェック!
〔イオンシネマ豊田KiTARAのホームページ〕
http://www.aeoncinema.com/cinema/toyota/
車でお越しの方へ駅前フリーパーキングの利用で当館は3時間無料認証致します。
緑の看板のある駐車場に駐車すると2つの施設を利用して各場所で認証していただき
最大5時間まで無料になります。
〔3~5時間駐車無料サービス フリーパーキング〕
ライター
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とよたまちさとミライ塾 市民レポーター
豊田おいでんまつりでおいでん踊る
よさこい踊る
とよたプロモ部部員
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