2017年11月12日(日)
◎プログラム:大工体験講座「規矩術(きくじゅつ)を聞く塾!?」
◎案内人:豊田市教育委員会 文化財課 松川智一さん、魚津社寺工務店 横川賢大
大商家の佇まいを残す豊田市足助町の旧鈴木家住宅(国指定重要文化財)。
この住宅で11月12日、宮大工に学ぶ「規矩術」の体験講座が開かれました。
主催したのは豊田市教育委員会で、6組12人が参加しました。
「規矩術」の体験講座は、日本の伝統技術に触れ、
ものづくりの楽しさや苦労などを体感してもらおうというもの。
「規矩術」とは、伝統的な木造建物を建てるのに日本に伝承されてきた建築技術のことです。
講師は名古屋市の株式会社魚津社寺工務店のベテラン大工4人が務めてました。
講座では、木材の寸法を出すために使う大工道具の1つ「差し金」や、
ノコギリ、ノミなどを使って各自でコースターと鍋敷きをつくりました。
豊田市立梅坪台中学校3年の杉浦寛明君は「めったに出来ない体験を、
ベテラン大工さんに親切に教えてもらいながらできたので、
とてもよかったです」とうれしそうに話してくれました。
当日はこのほか、カンナがけについても教えてもらったので、
参加者の中にはカンナがけに挑戦した人もいました。
匠の技を間近で見られたり、体感できたりしたことは、とても貴重なことでした。
子どもも大人も夢中になりました。
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