【開催レポート】テーマは『屋根』。日本建築の屋根を徹底解明!

2018年10月21日(日)

◎プログラム:テーマは『屋根』。日本建築の屋根を徹底解明
◎案内人:一級建築士事務所 風とガレ 吉谷真也さん

 

みなさんは、家の「屋根」を意識して見たことがありますか。

一言で「屋根」といっても形や材料は様々。そして、その土地の風土によっても、形や材料などが異なってくるため、

その特色も多様にあるんです。

右側と左側で新旧になっている屋根

そんな「屋根」の魅力をご紹介していただいたのは、

昨年10月に豊田市で建築事務所を設立された「風とガレ」の吉谷真也さん。

今回は吉谷さんの案内で、実際に足助にある街並みを見て歩きました。

まずは、足助交流館で日本建築の屋根についてスライドを見ながらで勉強します。

屋根には、「茅葺き」「檜皮葺き」「柿葺き」「瓦葺き」「金属葺き」とありますが、

現在日本で多く使われているのは、「瓦葺き」だそうです。


そして、足助の街並みへ。

足助地区には、歴史的街並み(重要伝統的建造物群保存地区)があり、

昔ながらの建築物もたくさん残っています。

足助の街並みは、

平入(壁の狭い面側に玄関)と妻入(壁の狭い面側に玄関)が入り混じっている珍しい風景だそうです。

京都の伝統的な街並みなんかを思い浮かべてみると、平入りの家が圧倒的に多いですよね。

手前が妻入の家、奥が平入の家です。違いがわかりますか?
屋根のような打付けの壁も
トタン屋根(左)と浅瓦葺の瓦屋根(右・奥)。壁の上部は漆喰で防火対策になる。
鬼瓦。「水」の文字は火事に合わないようにの願掛けだそうです。
切妻屋根の片流れ。近年では太陽光パネルを載せる宅が多い。

足助の街並みを意識して歩いてみると、普段は気づかないような発見がたくさんありました。

屋根の形や鬼瓦の造形、瓦の軒面の形など、各家々で違いや工夫、思いなどが詰まっており、

何度も行っている街が違う街のように歩くことができました。

これは足助のどこの町にあるか、探してみてくださいね。

 

吉谷さんの事務所では、民家再生リノベーションを専門としています。

自身がアメリカやヨーロッパへ建築の勉強へ訪れた際に、

昔ながらの日本建築の良さに気づき、奈良県で伝統建築に携わったのちにいまのお仕事を始めたそうです。

吉谷さん(左2番目)の、おすすめの場所です。

参加者からの質問に熱心に答える吉谷さんからは、

本当に日本の建築が好きなんだという熱い思いが伝わっていました。

ぜひみなさんも、屋根に注目して街歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ライター

りえ
りえ
とよたまちさとミライ塾スタッフ 事務担当
旭地区出身、とよた市在住。
たまにお寺でイベントやったり。
まいにちが子育て日和。