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【開催レポート】猿投山で、感動発見ロケーションカメラ講座

2018年10月26日(金)
◎プログラム: 猿投山で、感動発見ロケーションカメラ講座
◎案内人:フリーカメラマン・とよたプロモ部 永田ゆか さん/とよた森林学校 主任講師 北岡明彦さん


豊田市と瀬戸市にまたがる猿投山。
近年は軽登山に人気で、多くの登山客が訪れるようになりました。

そんな猿投山の自然を楽しみながら、その感動を写真に残そうという
とよたプロモ部主催のプログラムが開催されました。

集合したのは猿投神社隣の登山者用駐車場。

まずは山に入る前に、豊田市でプロカメラマンとして活動している永田ゆかさんを講師に
散策をしながら撮影する際のポイントを学びました。

光や構図、カメラの設定についての基本的な知識をはじめ、
山の中でより魅力的に写真を撮るコツを教えていただきました。

30分ほどのレクチャーを受けたら、準備体操をして猿投山に入ります。

ここからの講師はとよた森林学校の主任講師である北岡明彦先生。
全国の森を飛び回っている森林の専門家です。

どんぐりの「帽子」ではなく「パンツ」と呼ぶ北岡先生。これはうろこパンツ

今回は、どんぐりに注目しながら山登りをします。
山麓まで含めると、猿投山では13種類ものどんぐりが見つかるそうです。
今回のコースで拾えそうなのは10種類ほど。コンプリートしたいですね!
カメラと採集用の袋を携え、散策スタート!

地面ばかり見てしまうみなさん
序盤からたくさん見られたコナラ

参加者のみなさんは、どんぐりを始め様々な植物、木の実を見つけては「これはなんですか?」と先生に質問していきます。

どんぐりの見分け方の細かなポイントもレクチャーしていただきました。

葉っぱで見分ける
頭の形で見分ける

 


少しずつ道が険しくなってきました

散策しながら、お気に入りのポイントを見つけたらすかさずカメラを構えるみなさん。
人によって感動ポイントが違ってくるのが面白いですね。

どんぐりを手に乗せて
視点を下げて撮ってみる

スマホでも撮影の基本は同じ
山の土を粘土にしていたトロミル水車

まちなかでは見られない山の花は、特に人気の被写体でした。

花だけでなく、山の中には面白い植物がたくさん!
北岡先生の解説のもと、様々な植物を触ったり、におったり、食べたりしながら進んでいきます。
だんだん険しくなる道に疲れが出て来ますが、「次はどんな面白いものがあるんだろう?」というワクワクが
足を前へと進めてくれました。

シイの実は噛んでると渋くなってくる
こすると柑橘系の香りがする葉っぱ

ふわふわなてざわりのヤブムラサキの葉っぱ
オオウラジロの実。はじめ甘酸っぱいがその後強烈な渋み!

途中の休憩所でお弁当休憩をしました。
おやつに配られたのはすぎん工房さんのクッキー。国産素材を使用した体に優しいおやつです。


自然な甘味でエネルギー補給をしたら、再び山道を登っていきましょう。

クチベニタケ。つまむと胞子のけむりが出ます
シャッターチャンス!
巨木の雄大さを全身で体感!
山のお掃除屋さん、オオセンチコガネ
とげとげパンツのアベマキ

「山登りは初めて」という方も多かったのですが、みなさん自分のペースで一歩ずつ登っていきました。


今年は、6〜7年に一度しか実を落とさないというイヌブナのドングリが拾えるかもしれないとのことで
木のふもとを必死になって探しました。

イヌブナのドングリは小さくて見つけにくい
あったー!
小さな三角錐のドングリ

3時間半ほどかけて、標高616m地点にある、猿投山東の宮に到着しました!


そこから折り返して下山。
最後に、集めたドングリを種類別に仕分けしました。

先生に教わりながら分類
8種類のどんぐり、その他いろいろが拾えました

童心にかえって拾い集めたどんぐり達は、楽しい山のお土産になりました。

撮影のポイントを踏まえて見る景色や、その特徴を知って見る植物は、
なにも知らずに散策をするよりも豊かな楽しみを感じさせてくれました。

二つの視点から猿投山を楽しめる、学びの多いプログラムとなりました!

ツガの木の前で記念撮影

ライター

みさ
みさ
とよたまちさとミライ塾事務局スタッフ
恐竜と石が好きです。