2018年11月8日(木)
◎プログラム: 松平の古刹「高月院」にて、法話とヒーリングヨガ
◎案内人:ヨガインストラクター 河合直美さん/高月院 和尚 田中顕雄さん/受付案内人 加藤智江さん
「誰かのため」ではなく「自分のため」に時間を使うこと忘れていませんか?
豊田市の東部丘陵地、自然の豊かな松平郷にて、
「神聖で静寂な空間に身をまかせ素直な自分を感じてみましょう」という
法話&ヒーリングヨガのプログラムが開催されました。
会場は、徳川家のルーツである松平家の菩提寺『高月院(こうげついん)』です。
駐車場から趣のある土壁の塀に沿って散策しながら進むと、立派な門がお迎えしてくれました。
境内は、凛とした中にも、ゆったりとした空気が流れる心地よい空間です。
本堂にて、お香の香りが清浄な気持ちを誘うなか、案内人である田中和尚の法話が静かに始まりました。
和尚は、東京生まれ、東京育ち、高月院に来て20年という、ちょっと変わった経歴の持ち主です。
先ずは、37代続くという歴代住職のお位牌を見せてくれました。
時代と共にお寺のあり方が変化してきた様、和尚の考える現代のお寺のあるべき姿、
模索しながらも先駆的な取り組みをされているお話を色々聞かせてもらいました。
お寺というのは「死」について考える場所であり、「死」とは「命」、「命」とは「時間」である。
その有限である時間を、自分で主体的に選択し、どう過ごすのか。
過去の変えられない過ちをどうとらえ、今を、未来を、どう生きるのか。
「善人」とは、「悪人」とは。
大杉漣さんの遺作『教誨師』などにも触れ、終始分かりやすく、日常的な視点からのお話に、
初めはかしこまって正座をしていた参加者の皆さんも、足をくずし聞き入っている様子でした。
実は、本堂に上がる手前にこんな掲示が目に飛び込みました。
『おまえも死ぬぞ 釈尊』
強烈です!
郡上のお寺の住職が掲示した文言で「お寺の掲示板大賞2018」で話題になっているそうです。
高月院では、法然の教えを引き合いにした和尚からの答えが一緒に貼りだされていました。
気になった方は、是非、足を運んでみてくださいね。
さて、次は、お釈迦様が悟りを得た座禅にも通ずるところのある「ヨガ」の体験です。
教えてくれるのは、ヨガインストラクターの河合直美さん
河合さんは、10年ほど前、お父様の介護、ご自身の腰痛、介護業界にいたことがきっかけでヨガを始められたそうです。
身体の不調はストレッチなどリハビリをする事で改善する、しかし、本人のヤル気次第で成果は大きく異なる。
つまり、ココロとカラダは繋がっていて、ココロが元気じゃないとトータルで健康になれない事に気づかれたようです。
普段はカルチャーセンター・企業・交流館などで、無理せずその人らしく、
レッスンを通して、ココロとカラダを元気にするお手伝いをされています。
先ずは、呼吸を整え、「外」に向かっている意識を「内」に向けていきます。
外の暖かな日差し、鳥たちのさえずり、たまに訪れる参拝客の気配をかんじつつ、河合さんのゆったりとした口調で、皆の集中が高まっていきます。
自律神経が乱れやすい季節の変わり目、穏やかな動きの中、停滞しがちな血流をどんどん流していきます。
寒がりの方、足の痛い方、むくみやすい方、色々な方に心を配りながら、カラダをのばしていきます。
1時間半ほどヒーリングヨガが続きました。
しっかりとエネルギーチャージしたあとは、歴史と自然豊かな松平郷や松平エリアのみどころ紹介がありました。
記念撮影後は、河合さんに体調の相談をしたり、見ごろの紅葉を愉しんだり、近くの茶屋で小休止したり、
のどかな秋の午後、思い思いに「自分の時間」を過ごされていました。
頂いたお下がりの柿、おいしかったです!
合掌
ライター
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とよたまちさとミライ塾 市民レポーター
旭地区在住3年目☆
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