2018年11月17日(土)
◎プログラム: 草木染めと石窯フォカッチャ、簡単手ごね石鹸とハンドマッサージ
◎案内人:奥三河Three trees+ 村田牧子さん/中村ゆきえさん/まりさん
秋晴れの気持ちのよい天気の中、稲武のどんぐり工房にて
自然と手仕事の魅力を満喫できるプログラムが開催されました。
案内人は、奥三河Three trees+の村田牧子さん(左)、中村ゆきえさん(中)、まりさん(右)。
奥三河Three trees+は、都会から奥三河に移住した、
田舎暮らしとおいしい食べ物、手仕事が好きなメンバーからなるユニットです。
今回のプログラムは、草木染めをし、手ごね石鹸をつくり、パンやフォカッチャを焼き、ハンドマッサージを学び・・・と
体験することが盛りだくさん!
綿密に練られたスケジュールを確認して、早速草木染めの準備からスタートです。
教えてくださるのは、草木染めと焼き菓子・パンの工房 アンティマキを主宰している村田さん。
染めるのは木綿のバンダナまたはバッグです。
木綿は染まりにくい素材なので、タンパク質を付加して染めやすくする濃染処理という工程を
あらかじめ施していただいたものを使用します。
まっさらな布地がどんな風に変化するのでしょうか?楽しみです!
今回染めに使用するのは「タカキビ」の殻。
稲武でも昔から食用として親しまれていた雑穀です。
これを煮たものが染め液になります。
染め液に浸す前に、まずは模様付けをしていきます。
使う道具は割り箸、ビー玉やおはじき、洗濯バサミ、麻紐など身近なものばかり。
これらの道具を使って、布地を畳んで縛ったり巻きつけたりして、
染め液が浸透しない箇所をつくることで模様をつけることができるんです。
資料を見ながら、染めたらどうなるんだろう?と想像しながら模様を作るみなさん。
中には、昨年度の参加を踏まえてデザイン画を描いてきたという方も!
模様付けができたら、染まりを良くするために水に浸けておきます。
早くできた方は、フォカッチャを焼くための準備。
アンティマキのパンは、シンプルな材料をまったくこねずに作るのが特徴。
今回は、一次発酵を終えた生地を、成形していくところからお手伝いをしました。
次はいよいよ布地を染め液に浸します。あずき色の染め液をプールに流し込みます。
先に染め液に触れた布からよく染まっていってしまうので、
なるべく同じタイミングになるよう、せーのでプールに入れましょう!
染まりの悪い箇所が出ないように、手で広げたり棒でかき混ぜたりします。
そのまま浸してしばし待ち時間。その間にお昼ご飯の準備をしました。
先ほど準備したフォカッチャの生地にくぼみをつけ、材料をのせたら石窯で焼きます。
パンづくりのお手伝いもしました!切り込みを入れて、コーンミールをふってオーブンへ。
お待ちかねの昼食タイムです!
石窯フォカッチャの香ばしい匂いが食欲をそそります。
カレーは中村さんが7種のスパイスをブレンドした特製「釈母(しゃか)レー」。
スパイスの風味を味わいながらも、辛すぎずパクパク食べられるのでおかわり続出でした。
焼きたてのパンは、外側のカリッとした香ばしさと、中のふんわりやわらか生地の
どちらも楽しめて口の中が幸せ・・・!
一人ずつ自己紹介をしながら、和やかなランチタイムとなしました。
さて、お腹が満たされたところで、午後はまず手ごね石けんづくりから。
講師の中村さんは、「こころざし工房」という屋号で、自然素材を使った人と地球に優しい石けんを作っています。
配られた袋の中に入っているのが、石けん素地。
材料はさまざまで、オリーブオイルやシアバターなどのほか、地元関谷酒造の「空」の酒粕も入っています。
そこに、好きなクレイ・ハーブや、お好みで精油を選んで混ぜます。
香りや効能が様々なので、皆さん悩みながら選んでいました。
お湯を加えてこねこねと成形していきます。
それぞれオリジナリティのある手ごね石けんができあがりました!
続いては、エサレンとロミロミのhikalinoでマッサージセラピストをされている
まりさんを講師にハンドマッサージの基本を教わります。
ローズマリー、オレンジ、蜜ろうなどの材料を配合した手作りのクリームが配られました。
まずはまりさんのお手本を見て、その後二人一組になってマッサージをしあいます。
押す強さや場所など、どうしたら気持ち良いかを尋ねながら手のひら、手の甲をほぐしていきます。
する側は「こうかな?」と真剣に、される側は「眠くなってきちゃう〜」とリラックスモードでした。
さて、草木染めはいよいよ最後の行程です!
染め液から取り出して、麻紐などをはずしていきます。
縛った部分に模様ができています!
しっかり水洗いしたら、完成!
持ち帰ったら風通しの良い場所で日陰干しして、2週間ほどタンスにしまっておくと色持ちが良いそうです。
(本当は一年しまっておくと長持ちするそうですが、我慢できる気がしません・・・)
きれいな朱色に染まって、みなさん満足のいく出来栄えになったようです!
1日かけて手仕事を楽しみ、おいしい食事とリラックスタイムでお腹も心も満たされる、
なんとも贅沢な時間を過ごすことができました。
ライター
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とよたまちさとミライ塾事務局スタッフ
恐竜と石が好きです。
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