【とよたまちさとミライ塾2017 開催レポート】
2017年10月9日(月)
◎プログラム:ぐるぐるワイヤーアートで鹿ツノキーホルダー作り
◎案内人:三州しし森社中 竹尾博史さん/清水潤子さん
農産物の被害対策として捕獲されるものの、大半は埋設廃棄されてしまう鹿や猪などの獣たち。
その獣たちを、ジビエ以外の方法で活用しようと活動されているのが、「三州しし森社中」の竹尾さんと清水さんです。
そんなお二人による、鹿の角を活用したキーホルダー作りのプログラムが、新盛町の扶桑館にて開催されました。
すでに予約が満席の回も多い人気のプログラム。今回はその初回の様子をレポートします。
現地に着くと案内されるのは、現在セルフビルド中という小さなショールーム。
中に入ると、机と道具が整然と並んだ作業スペースの奥に、なにやらほの暗いスペースが。
そこには鹿の剥製をはじめ角や皮、そしてそれらが様々な姿に加工されたグッズが並んでおり、
参加者の皆さんは興味津々な様子で眺めていました。
これから始まるプログラムへのワクワクが高まります。
人数が揃ったところでプログラムスタート!
今回作るのは、鹿角をワイヤーアートで加工したキーホルダーです。
はじめに竹尾さんからプログラムの概要を説明していただきます。
その後、清水さんによるキーホルダー作りの解説を受け、いよいよ制作開始です。
まずは角選び。風合いや形の様々な角の中からお気に入りをを選びます。
二股に分かれたいかにも鹿っぽい角、根元に毛の残る野性味の強いもの。
皆さんバラバラなものを選ばれており、この時点でそれぞれの個性が表れていました。
次に、角の周りに太めのワイヤーをぐるぐると巻いていきます。
簡単そうに見えて、角がすり抜けないよう固定しながら巻いていくのはなかなかの難易度。
一気に皆さん集中力が高まり、小屋の中は熱気のある静けさに包まれました。
「まるでカニを食べてるときみたいですね」なんて声も。
外郭を一通り巻き終えたら、今度は細いワイヤーとビーズを使って模様を作っていきます。
小さなカップに選んだビーズを入れていきます。天然石、ガラス、蓄光など様々な種類のビーズは目移りしてしまいそう。
角にビーズを当てて出来上がりを想像しながら、皆さん頭を悩ませていました。
ビーズを選んだら、それを通した細いワイヤーを太いワイヤーの隙間に通し、ペンチでひねったりして模様を作っていきます。
デザインの要となる作業のため、この工程には一番時間がかかりました。
おやつの肉まんの準備のため、蒸し器がコトコトとかすかな音を立てています。その中で黙々と手を動かす、のどかで贅沢な時間。
案内人のお二人は、参加者一人一人に声をかけながら、難しい作業をサポートしていました。
最後に金具を取り付け、約1時間半の作業を経て、鹿キーホルダーが完成しました!
皆さん最後の最後まで細部にこだわって手を動かす姿が印象的でした。
青いビーズが鹿角の白さとマッチしていて神秘的。
ビーズの色選びが女性らしい、可愛らしい作品。
最後までビーズ選びにこだわり抜いた、盛りだくさんの力作です!
集中した後は特製おやつ「いのしし肉まん」でエネルギー補給。
豊田の山で獲れた猪の肉を、お隣の加工施設「山恵」でミンチにして作った肉まんです。
茶色の皮は猪らしさを表現するために黒糖を使用したというこだわり。
集中力を要する作業でしたが、作業中も時折挟まれる清水さんの快活なトークには思わず笑い声が。
参加者の方々の間で話が盛り上がる場面もあり、皆さん静かな時間とにぎやかな時間の両方を楽しんでいるようでした。
最後に集合写真をパチリ。
横から見ているだけでも、根気の必要な作業だということが伝わってきました。
ですが、案内人のお二人の細かなサポートで、参加者の皆さんのこだわりが形になっていき、
完成品を嬉しそうに眺める皆さんの姿が印象的でした。
この「ぐるぐるワイヤーアートで鹿ツノキーホルダー作り」は11月3日、12日にも開催されます。
残席わずかですので、気になった方はお早めのご予約を!
詳しくはこちらをご覧ください。
ライター
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とよたまちさとミライ塾事務局スタッフ
恐竜と石が好きです。
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