0

【開催レポート】桑入り手打ちうどん作りを通して、豊田のたから「桑」を学ぼう

10月27日(土)
◎プログラム:桑入り手打ちうどん作りを通して、豊田のたから「桑」を学ぼう
◎案内人:マルベリークラブ中部 佐藤菜穂子さん

 

古来より長寿の薬として人々に利用されてきた「桑」。
現代でも桑の成分にはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、
動脈硬化予防効果や血圧の安定効果があるということが明らかになりました。

今回はそんな「桑」に触れ、もっと身近に感じてもらえるようなプログラムが
浄水交流館で開催されました。

 

案内人はマルベリークラブ中部の佐藤さん。
豊田市で桑を植樹し、「桑や蚕・繭を活用して暮らし生かそう」という取り組みを行っています。

作り方のレクチャーを聞いて
早速うどんを作っていきます♪

石臼ならではの細さで削った桑をうどんにまぜます。
水を入れたらはじめはこねず、粉々に!
粉っぽいところがなくなったらまとめていきます。
押して捻るのがポイント!

簡単な方法として、フードプロセッサーで水を飛ばすのもアリですよ。

強くこねると滑らかさがかわってきます!

小分けにして少し寝かせてる間、
桑についてにてお勉強♪

 

桑と聞くとお蚕さんの食べ物の印象が強いのですが、
その葉の成分には体にとびきり良いものがたくさん含まれています。
【桑に含まれる成分】
●ケルセチンマクロニグルコシド
悪玉コレストロールの参加を抑える性質があり、動脈硬化の予防につながります。
●ギャバ
興奮作用物質の分泌を制御する働きがあり、血圧の上昇を抑える効果があります。
●デオキシノジリマイシン
小腸での糖の吸収の抑える効果があり、血糖値の上昇を緩やかにします。

さらに食物繊維も含まれているので、
コレステロールや糖質の吸収抑制効果が期待されます。

桑茶を試飲させていただいたのですが
クセがなく後味さっぱりでとても飲み易い!
これなら毎日飲めますね桑の豆知識のご紹介。

 

また、桑の葉は春夏秋冬で様子が違っていて、

5月の桑は柔らかいので天ぷらにしたり、
6月7月くらいにお茶に葉っぱだけ集めて
お茶に加工したりなど
それぞれの季節にあった食べ方あるそうす。

イチジクも桑化の植物なんですって!

お蚕さんは目は実はここです。口元の近くですね!

 

十分寝かせたら麺を伸ばしカットして
湯がいていきます。
出来上がった麺はもちもちでクセなく、どんな料理にも合いそう!

おまけで繭を使ってお肌も綺麗にしました⭐︎

 

桑が体にとってもいいことを学べた今回のプログラム。
お茶として飲んだり、パンにも練りこんでみたりなど、
使い方は様々。強い味がないので、日常に取り込めそうですね。
ぜひ家庭の食卓に「桑」を活用してみてはいかがでしょうか。

ライター

ゆみこ
ゆみこ
とよたまちさとミライ塾事務局スタッフ。
お料理大好き。