◎プログラム:豊田市美術館の池に浮かべる「ちいさなびじゅつかん」
◎案内人:チーム「タテルカ」(主宰:吉橋久美子さん)
美術館と水を切り口にした、魅力的なプログラムが開催されました。
この日は、豊田市美術館にてMuseum Festaが開催されており、「MUSEUM MARKET」や写生大会、コンサートなど様々な催し物が盛りだくさんで、多くの人で賑わっていました。
美術館の別館(高橋節郎館)にあるワークショップルームにて開催されたこのプログラム、満員御礼で参加者の親子がたくさん集まっていました。
チーム「タテルカ」主宰である吉橋さんは子ども達の心を掴む名人です。
まずはじめに、子ども達へ小人達からの小さな手紙が届きました。水に住む、水の小人達からです。
こども建築家たちに、美術館の建設を依頼したい!という内容のものが届いたそうです。
今日の流れ、説明を聞いた後は、「美術館と水」を切り口に館内を歩きます。
「大きな池があるね〜」「あっちの池は丸いね」水を見ながら散歩です。
そして童子苑で抹茶と和菓子をいただいたり、水琴窟の水の音に耳をすませたり。
水琴窟に耳を傾けながら「中で小人さんが演奏しているんじゃないの?」と子どもたちの発想は豊かです。
ワークショップルームに戻ってからはいよいよ設計です。
まずはどんなものを建てるか、紙に設計図を書き、材料を取りに行きます。
個性あふれる、様々な作品が出来上がりました。
これはどんな世界なのかな?と尋ねると
「公園があって小人さんたち遊んでるんだよ」
「中に季節が入ってるの。小人さんたちは今スケートをしてるよ」
と様々な世界が広がっている様子でした。
ちいさな美術館のなかに壮大な風景が詰まっているのですね。
最後は作ったものの発表会、そして水に浮かべて水の小人さんへ届け!で終了となりました。
美術館の中には色々な建物や池、遊歩道があったり、作品が点在していたり、美術館自体が一つの大きな作品である様です。隅から隅まで楽しむことができます。
こども達は水の小人さんの美術館を考え、設計、制作をしながら、豊田市美術館の新たな魅力を発見するきかっけにもなったのではないでしょうか。
子どもには是非こういう体験をさせてあげたいなあ、そう感じたワークショップでした。
ライター
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とよたまちさとミライ塾スタッフ
Web担当
アート/グルメ/デジタル系コンテンツが好き。
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